グッド・バイ

ゆっくり 恋したい

親友が転げ落ちるみたいに加速してA.B.C-Zに堕ちた話

 
っていうタイトルのはずだったんです。本当は。
しかしなにがどうなってかものすごいスピードで私まで見事にA.B.C-Zに転げ落ちたので、正式タイトルは「親友が私までも巻き込んでA.B.C.-Zに堕ちた話」という世界一幸せなただの巻き込み事故の話をしたいと思います。ちなみにもちろん全部ノンフィクション。
 
私には高校時代から長年仲良くしている若手俳優ハロヲタの親友がいるのだが、同じヲタクでも畑が違うし、そもそも雰囲気的にジャニヲタになるような子ではないと思っていた*1ので、私も特に高校生活を送る中で彼女に対してジャニーズを強要するようなことはなかったし日々平凡に彼女との関係を続けていた。
しかしある日彼女がぼそっと「嵐だったら松本潤くんがいい」というスペシャルな一言を言い放ったのである。
当時絶賛嵐ヲタだった私がこれを聞いて喜ばないわけがない。その日から嵐やジャニーズの良さを会う度会う度にプレゼンし、ついにはVS嵐の観覧に連れて行った。
生の松本潤くんに感激した彼女はついに嵐のツアー札幌公演にまでついてきてくれるようになったのである。
 
しかし彼女に試練が訪れた。
彼女が一番敬愛しているモーニング娘。道重さゆみさんが卒業を発表したのだ。
その日から彼女は道重さんによりいっそうすべての情熱を注ぐようになった。
そしてついに卒業公演も終わり、彼女は抜け殻となっていた。
試練とは続くもので、私生活でも相当大変なことが続いたらしい。
そんな時、彼女は嵐によりかかろうとした、と後日言っていた。しかし嵐にはよりかかれなかった。どの嵐担も一度は感じる、嵐の存在の大きさが原因だった。
そのとき彼女はふと思い立ったらしい。
 
「そうだ、えびコン行こう。」
 
彼女は自らジャニヲタNEXTステージへの扉を開いてしまったのである。
ちなみに何故えびだったのかというと、河合くんが潤くんのモノマネをしていたことで存在を知り気になっていたから。らしい。先輩のモノマネ、結構有利だよ!!!!!
 
えびアリサマコンの大阪公演から帰ってきた彼女は見事なまでにクレイジー河合担になっていた。
会う度に脈絡もなく突然河合くんかっこいい♡を連発し、ものすごい勢いで過去作品を集め、黄色いお店では写真をセット買い、挙げ句の果てに「河合きゅんの美しいお顔をもっと大画面で見たほうがいいと思って」と、至極当たり前かのように何故かipadを新規契約していた。狂ってる。本当に狂ってる。
しかしさゆが卒業してからというものの、まるで抜け殻のように元気がなく上の空だった彼女はどこにいったのか、毎日が充実し、本当に楽しそうだった。
 
そしてそんな彼女をよそに(ツイッターでは書くのを遠慮していたしブログにはちょこちょこ書き進めていたが完成できなかったので言葉にして書くのは初めてなのだが)私は悩んでいた。中間淳太くんのことである。
私は中間淳太くんが好きだった。たしかに好きになったはずである。中間担であったはずである。しかし私の中に日々違和感として残っていたことがあった。
 
私は生粋の東京育ちで今まで好きになってきたアイドル達もすべて東京の出身や東京をメインに活動するアイドルだった。
そのため、ある程度の情報は東京に住んでいれば入ってきたし、ローカルの壁に阻まれることもなかったし、遭遇する確率も地方に比べたら抜群に高いし、コンサートの限定商品や原宿にあるジャニーズショップ等、東京が一番チケットが取りにくいという唯一の欠点を除いても、他の地域の人に比べたら相当優遇されたヲタク生活をしていたと思う。しかし彼を担当することにしてからその当たり前だと感じていたことが当たり前ではなくなってしまったのである。
彼らの拠点は今のところあくまで関西であり、グループ名にもなっている。彼らは関西の人たちであり、メインの活動場所は関西なのだ。彼らの前ではれっきとした地方民である。それに気づい時には時既に遅し、すっかり彼の魅力に取り憑かれていたわけだが、知らない話がでるその度に少しずつ壁を感じるようになっていった。
 
そんな中、決定的な出来事があった。
私は今現在、某エンターテイメント施設でとても不規則なアルバイトをしており夜中に働いたかとおもえば次の日昼間から働き、というのを繰り返している。働いている人間が良い人たちばかりなのと、その業界を好きなその気持ちだけで続いているが、しんどさはもちろんあるため、そんな状況で稼いだお金を「使う」ということに対してとてもシビアな考えになっていた。
自分が稼いだお金を、自分の納得できるものに払いたい。
そんな考えを持ち合わせていたとき、彼の持ち物やお家柄などの話を目にする機会があった。彼がリアル貴族なことは知っていたし、実際にお家からお金を出してもらっていないというのも知っているし、むしろジャニーズなんて良い服や良いアクセサリーを身につけてなんぼだと思うが、自分が欲しかった洋服を我慢し、彼のCDを「買いたい」ではなく「買わなきゃ」と思った自分に気付いたとき、これは違うなと思ってしまった。全ジャニーズが私の応援など無しに生きていけるのは当たり前だが、とにかく簡単に言えばお金持ちすぎて引いたのである。
話は変わるが、私は新規は勉強してなんぼだと思っているし、というか好きだったら調べたくなると思うし、 古株さんがいるからこそ、だと思っている。
しかし彼のことを勉強する暇がなかった。いや、忙しいのを言い訳にして勉強する気を起こすことができなかった。コンサートに行って感動したのも事実だし、もちろん大好きなのも事実なのだが、どうしても違和感が拭えなかった。勉強する気や彼らのものを買う気が起きなかった。それなのに友達がいるというその点だけでヲタクを続けてていいのか。すべては私が悪い。もうダメだ!!!いっそヲタクやめよう!!とまでなっていたその時、親友の悪魔なのか天使なのか、こんなささやきが聞こえた。
 
「えびのサマパラ行かない?」
 
 2015年8月30日、Sexy Zone公演にも行かなかったのに*2何故か私はその日睡眠1時間の状態でTDCにいた。
散々えびは観たらハマるといい単独公演を観てこなかったわけだが*3勤務後駆けつけたので睡眠1時間ということもあり、12時59分までは正直公演中寝るんじゃないかと思ってたくらいだった。
しかしその考えは間違っていたものだと思い知らされた。
幕がひらき、出てきた5人はとてもキラキラしていた。その中でもこの日お目当てとしていた橋本良亮くんはとても可愛かった。
しかし純粋に楽しいな〜はしたんかわいいな〜と観ていた頃、何故だかわからないがやたらめったら視界に入ってくる人がいた。戸塚祥太くんであった。
何故か視界に入ってくる。いや視界に入れたくなる。あれ?戸塚くん妙に気になる…え、戸塚くんかっこいいね…戸塚くんかわいいね…戸塚くん意味わからないね…戸塚くんしか見えないね、え、私、もしかして、もしかしてだけど戸塚くんに出会ってしまった?!!??
 
そう、本人が一番びっくりしているが見事に戸塚祥太くんに出会ってしまったのである。ちなみに一緒に隣で観ていた親友の話では、ドラマ*4の時ステージに吸い込まれそうになってたよ、とのことだった。吸い込まれるて。どんだけ。
 
本編終わり、アンコール待ちの時に隣の親友に泣きつきながら戸塚祥太くんを見つけてしまった〜〜〜!!!!」と絶叫していたわけなんだけど、興奮は帰っても収まらず
 

 
これ全部同じ日につぶやいてる。キモい。キモヲタ見事に大復活。
しかもこの余波は次の日まで持ち越され
 

 

とかなんにも知らないのに突然語りだす始末。

ということで今現在、A.B.C-Z沼に見事にずぶずぶです。これもう多分戻ってこれません。本当にごめんなさい、淳太くん私をどうぞ、素焼きにしてください(泣)

 

過去作品を買いあさり、写真を買い、戸塚くんかっこいいかわいい存在が偉大と尊敬し、ついにはえび鑑賞会までしちゃうレベル。悩んでた自分がどこへやら、えび担超楽しい!!!!!!!ということで見事に親友と同じ道を辿ってしまった。余談だが親友はこんなツイートを開演前にしていた。

 

 

見事にA.B.C-Zの5人、そして親友にハメられた。

ということで戸塚祥太くんのことをこれからあたたかな目で見守りたい所存であります。本当に世界一幸せな巻き込み事故を起こしてくれてありがとう。幸せ。

 

 

余談ですがジャニーズとは島であるという謎の理論があって、嵐島に長らく住んでいたんだけど入り口も広ければ出口も広いということで島を飛び出してみた結果セクゾン島にたどり着き、最初は楽園だと思い住んでいたのに徐々に情勢が悪くなり、住めなくなってしまった頃に遠くのほうで盛り上がってたWEST島に行って束の間のバカンスを楽しんでいたのだけど様子が気になりセクゾン島に向かってフェリー乗ってたら方向間違ってセクゾン島の隣にあった小島、えび島にたどり着いた、みたいな感覚。なお帰りの切符は落としてしまったため出られない模様。なに言ってんだ。

ということでまた更新する日まで、いや戸塚くん大画面で観なくちゃ!とipadを契約する日まで劇終。

 

 

(なお担降りの件はとてもナイーブな問題なので書くかどうか迷いました。もしこれを読んで気分を悪くした方がいたら申し訳ないですがどうか一個人の考えとしてお受け止めください。)

 

*1:当時彼女はわりとおとなしいタイプだった

*2:3人だったし

*3:JW感謝祭で観たくらい

*4:戸塚くんソロ曲